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儲かる!投資ぼんぼん

日本初の「最新投信本まとめ」

銀行はこれからどうなるのか

本書は、世界的な低金利フィンテック(金融テクノロジー)の波にさらされる銀行の未来を、気鋭のアナリストが予測するのが趣旨である。

▼ テクノロジーが「口座格差」を生む

個人的にもビジネスでも、われわれにとってこれまでつながりの深かった銀行。
しかし、技術の進展や市場の変化で、いま銀行は大激変を余儀なくされている。

「規制業種で競争がない」といったイメージも根強い銀行業界だが、マイナス金利その他の変化に加え、次に示す「5つの困難」に直面。
実は日本の銀行はいま、かつてないほど追い込まれているのだ。

(1)貸出先や運用先がない
(2)預金の魅力がない
(3)異業種との競争環境激化
(4)規制の複雑化とその管理の難しさ
(5)大きすぎて変われない

フィンテック専門家である著者の予測では、9割の地銀が再編の波に飲まれ、メガバンクも大激変は不可避だという。

金利に差がつかず、預金の魅力が薄くなったことで、ある銀行は打つ手なく預金を流出させていく。
その一方で、ある銀行はフィンテックや提携により口座の使い勝手をよくして預金をつなぎとめる。
このように、「どこに預けても同じ」という時代は終わりを告げる。
まさにテクノロジーが「口座格差」を広げ、異業種も含めて、われわれの預金を巡る「大戦争」が始まろうとしているのだ。

▼ 銀行・金融をめぐるニュースを読み解く知見

たとえば、最近の金融関連のニュースで次のようなものがあった。

三菱東京UFJ銀行が仮想通貨「MUFGコイン」の発行を計画
・三井住友とりそなが、系列の関西3地銀を経営統合
・アップルがApple Pay、LINEがLINE Payを導入
・米国スターバックスのポイント会員が1200万人を突破

これらの一見バラバラなニュースは、本書で提示する「未来の銀行の4つの姿」を通じて、大きな流れのもとに読み解ける。

フィンテックで銀行が激変せざるを得ない時代。
エレクトロニクスやテクノロジーに精通する著者が鋭く予測する「銀行の未来」に、ぜひ触れてほしい。


▼ 本書の目次

第1章 私たちと銀行の関係はどう変わるのか
・「資産運用先」ではなくなった銀行預金
・FinTechが登場してきた3つの背景
・銀行の未来の4つの姿 ほか

第2章 銀行のいまを知る
・銀行のお金の流れをざっくりつかむ
地方銀行こそが苦しい――三重苦とは
メガバンクグループの海外展開に表れる戦略の差 ほか

第3章 銀行のこれからを考える
地域銀行が追いつめられるシナリオとは
メガバンクすら個人預金をいかに守るかがテーマ
・イノベーターによる銀行業界の狙い方 ほか

第4章 世界の銀行はすでに動き始めている
・意外に気づかないMUFGの規模とグローバルでの立ち位置
・銀行から見るFinTech とは
ゴールドマン・サックスが狙う領域 ほか

第5章 金融にシリコンバレーがやってくる ――誰がどう攻めてくるのか
シリコンバレーが金融を目指す理由
・金融業界は「格好の標的」
Apple Payは何がそんなにすごいのか ほか

第6章 日本の銀行が向かう先にあるもの
・それでも日本の銀行は変わらないのではないか
・小売業にとっての金融事業とは
・銀行に求められるビジネスモデルに必要なもの ほか

 

金融機関がいま直面する「5つの困難」と大再編後の「4つの姿」とは?地銀の9割は再編。メガも大激変は不可避。「どこに預けるか」が格差を生む!フィンテック専門家が予測する「消える銀行、残る銀行」。

 

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